無垢・自然素材と手作り家具の家
社長ブログ 2021.04.21
現在住まいをご計画の皆様へ。
先日、材木屋さんから大変な連絡が入りました。
現在の住まいでは、構造材を「プレカット」といって、
工場で仕口や継ぎ手等、木材加工を行い現場に納品する方法が行われています。
「大変な」と言うのは、プレカット会社からの連絡だったのですが、
構造用木材の品薄による、現在~今後にかけて大幅な値上がりだ。
という事です。
大幅な品薄の原因として、構造材の主要な生産国であるアメリカですが、
コロナ渦ではあるものの、テレワークにより自宅で仕事が出来ることにより、
自宅を修繕する・リフォーム・果てはセルフビルドなどにより、
木材需要の急激な増加により、アメリカ国内ではSPF材と呼ばれる木材の価格が
2倍になると言う、空前の木材バブルになっているそうです。
そして、中国。
中国は過去に自国の森林を無計画な伐採により、
木材を自給することが出来ず 大部分を輸入に頼っています。
それがコロナからの回復により、 住宅需要が猛烈に高まっているそうです。
以上のような状況により、
日本に材料が入ってこない・高騰するとという現象が起きています。
今後について。 今回のウッドショックは、工務店レベルで吸収出来る範囲ではありません。
5月になるとさらに価格が上昇することも予想され、今後の価格の推移に注意が必要です。
供給の回復は今年後半と予想されますが、価格は高値安定になるかもしれません。
資金計画が決まっているのであれば、設計変更や仕様変更をするなどして、
出来るだけ柔軟にして行った方が良いと思います。
以上、
また、新しい情報があればお知らせします。